グローバルなビジネス環境で即戦力として活躍し、さらに持続可能なリーダーシップを発揮する準備はできていますか?
最近、日本の国際競争力の低下が報道されていますが、比較に使われる指標はGDPや労働者人口など、日本に不利なものが多いです。しかし、海外留学や駐在経験がある皆さんは、日本の文化や価値観に秘められた可能性を感じているはず。日本にはまだまだ多くの強みがあります。
私の使命は、次世代リーダーのみなさんがグローバルに活躍できる力を育むお手伝いをすることです。生きがい、和の精神、共生といった日本的な価値観を大切にしながら、異文化交流の場で成長し、持続可能なリーダーシップを発揮できる人材を目指しましょう。
静岡県浜松市出身、米国マサチューセッツ州在住。
外資系IT企業で、多岐にわたる役職を経験し、20年以上にわたりグローバル中間管理職として異文化チームをマネジメントしてきました。その中で、さまざまな失敗や成功を重ねながら、日本的なリーダーシップも世界で通用すると実感しました。
リーダーシップは、少子高齢化や働き方の変化によって、トップだけのものではなく、誰もが発揮できる時代に突入しています。昔は「上に立つ人」がリーダーとされていましたが、今ではスタートアップやフリーランスといった、多様な場所で仕事ができるようになり、リーダーシップが階層に縛られなくなりました。
これからは、大企業での出世を待たずとも、自分のやりたいことや価値観を軸にリーダーシップを発揮できる時代です。リーダーとしての役割を「引き受ける」だけでなく、「生み出す」ことができるのです。皆さんの視点や行動が、未来の働き方を形作る力となります。
SDGsやサステナビリティと聞くと、何か新しい挑戦のように感じるかもしれませんが、その考え方は実は日本の「和の心」に根ざしています。伊勢神宮の遷宮に見られるように、自然との調和を大切にし、資源を次世代へ引き継ぐ文化が日本には息づいています。定期的に神社を建て替えることで、技術や知識が途絶えることなく受け継がれ、自然環境への配慮も欠かさない。このようなサステナブルなシステムや習慣が、日本という国の持続的な存在を支えてきました。
皆さんがこの「和の心」を改めて見つめ直し、現代のサステナビリティの取り組みにも活かしていくことで、未来はさらに豊かで持続可能なものとなるでしょう。日本の文化が教えてくれるのは、新しいものを取り入れながらも、自然と共に生き、次世代へつなぐ姿勢です。和の心でもってリードするということは持続可能性を重視したリーダーシップスタイルを確立するということになります。
就業環境が国際化し、多様性を重視する社会が進むにつれて、異文化のチームで働く機会がますます増えています。こうした環境で活躍するためには、ただ言語を話すだけでなく、文化的な背景や価値観を理解し、適応する「文化的知性」が重要です。異なる文化を持つ同僚や取引先と協働する中で、お互いを尊重し、誤解なく意図を伝えることが求められます。
特に英語を含む多言語でのコミュニケーションは、グローバルなビジネスシーンで欠かせないスキルとなっています。皆さんが文化的知性と言語能力を磨くことで、多様な価値観が交わる職場でのチームワークや生産性が向上し、より豊かなキャリアを築くことができるでしょう。
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